и変化動詞の人称変化では、不定形からтьとその前の母音を取り除いたものが語幹となります。(е変化動詞では、不定形からтьを取り除いた形が語幹となっていましたので、語幹の捉え方が若干異なります。)
そして、その語幹にе変化動詞と同様に、主語の人称と数に応じてю, ишь, ит, им, ите, ятを付け足します。具体例として、 говорить(話す)という代表的なи変化動詞の人称変化を表にまとめておきます。
я
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говорю
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мы
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говорим
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ты
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говоришь
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вы
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говорите
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он
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говорит
|
они
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говорят
|
и変化動詞の特徴は、1人称単数(я)と3人称複数(они)以外で、語末に и が現れることです。
なお、不定形で ть の前の母音にアクセントがある動詞は、人称変化によってアクセントが移動することがあります。アクセントが移動する礼として、смотреть(見る)という動詞の人称変化を以下に示しておきます。赤字で示した文字がアクセント位置です。
смотреть(不定形)
я смотрю
ты смотришь
он смотрит
мы смотрим
вы смотрите
они смотрят
例文
【第18回】 этот、тот、весь、один
【第20回】 по-рyсски と рyсский язык